ラスベガスからグランドキャニオンへの観光遊覧飛行ツアーを催行するシーニック・エアラインズは、11月4日から「モニュメントバレー＆グランドキャニオン日帰りツアー」を再開した。2006年末に機材繰りから中止していたが、再開の要望が強く、機材繰りにもめどがついたことから再開を決定した。このツアーは冬期スケジュールでは、午前6時40分にラスベガスを出発し、午前10時20分からモニュメントバレーの地上観光、午後1時20分からグランドキャニオンの地上観光、午後5時45分にラスベガスに帰着する。料金はランチボックスなどを含み、税別で大人1人444米ドル（約5万1000円）から。最少催行人数は4名で、約17名まで搭乗ができる。

　なお、シーニック・エアラインズ・ジャパン代表取締役の杉山英昭氏によると、現在の同社が取扱う日本人は、年間約3万人。パッケージや団体の利用が全体の6割から7割を占めており、個人客も旅行会社を通した予約が多い。また、グランドキャニオンの日帰りツアーが定番だが、最近は家族客や年配層などで宿泊ツアーの利用が増加する傾向にある。杉山氏は、今後は宿泊ツアーや、ヘリコプターでインディアン居留地を訪れるツアーの販売増も視野にいれ、「旅行会社への営業活動やウェブサイトでの情報発信を、地道に継続していく」という。

▽シーニック・エアラインズ
http://www.scenic.co.jp/