北京五輪の関心は26.5%も現地観戦意欲は7.9%−テレビ視聴予定が多く

  • 2007年11月1日
 総合コンサルティングのジャパン・マーケティング・インテリジェンスが実施した、「イベントへの関心、行動意欲に関する調査」によると、北京のオリンピックに対する関心は26.5%であった。これは8月27日から8月31日まで、過去1年以内に国内、または海外へ旅行したことのある男女各250名を対象に実施した結果。今後、1年以内に行なわれるイベントの関心について最も高かった、「その国や土地特有のお祭り」の35%と比べると、期待値が低いことが伺える。スポーツイベントに限っても、オリンピックは複数の競技・種目があるにもかかわらず、野球の男性30.6%、女性16.3%、フィギュアスケートの男性12.5%、女性30.9%と、性差のある単独種目のイベントと比べても、関心度はそれほど変わらない。

 さらに、北京オリンピックに行きたいとの意欲のある日とは全体の7.9%とさらに低下する。年齢別では30歳代の関心が35.6%と最も高いが、現地観戦の意欲は6.8%と全体の結果より下がり、自宅でテレビ観戦を希望する人の方が多いようだ。

 ちなみに、アンケート対象者のうち、過去1年以内に国内旅行を経験した人は96%、海外旅行を経験した人は24%。国内旅行の経験がある人のうち、70.4%が次の旅行先も国内を選ぶ意向だという。また、30歳代は海外旅行の経験を持つ人が13%と最も低く、海外旅行を選ばない理由として、時間と日程の制限、予算の問題をあげる人が60%以上であった。