日本郵船決算、客船事業は8.4%増と堅調−旅行業は手数料率見直しで減益

  • 2007年10月30日
 日本郵船が連結決算(平成20年3月期中間決算:平成19年4月1日〜9月30日)を取りまとめ、このうち郵船クルーズ、クリスタル・クルーズの連結子会社を含む客船事業は売上高8.4%増の262億円、営業利益26.8%増の52億円、経常利益34.2%増の51億円となった。アメリカ市場で高い乗船率を維持したこと、日本での集客も好調であったことから増収、増益となった。今後も引き続き、堅調に推移する見通し。

 またグループ企業の郵船航空サービスの連結対象となる郵船トラベル、菱和ダイヤモンド航空サービスなどの旅行業は、営業収益は0.2%増の27億7300万円、営業利益は24.8%減の3億2500万円となった。主力となる業務渡航に関しては、堅調に取扱が推移したとしているが、航空会社の販売手数料率の見直しが進み、営業利益が減少した。