DS模擬問題:カンボジア編3

問 クメール文化を代表する、カンボジアの伝統舞踊の名前は次のどれか
A ラーマーヤナ
B スバエク
C リアムケー
D アプサラダンス
――正解は最下行へ
ここに注目!

ラオスとタイ、ベトナムと国境を接するカンボジアには、中国系やベトナム系、チャム族、スウェティン族など少数民族が暮らすが、全体の約9割がクメール人。6世紀ごろ、東南アジアでは早期に王朝を確立した民族で、醸成したクメール文化は見ものだ。周辺観光のみならず、舞踊や工芸、食などの伝統文化を盛り込めば、旅の印象を一段と深めることができるだろう。
・アプサラダンス
「アプサラ」とは、天使・天女を意味する。神への奉納を目的に、9世紀頃に始まったとされるもので、クメール文化を代表する舞踊といえる。その特徴は、流れるような滑らかな動き。4つの基本的なポーズをベースに、動きを組み合わせて幾通りにも表現する舞踊を見れば、アンコール遺跡群に施されたアプサラのレリーフを見る目も変わるだろう。ちなみに、アプサラダンスの物語の多くは、ヒンドゥー系の古代インドの伝承文学「ラーマーヤナ」などが題材となっている。
アプサラダンスをはじめとする伝統舞踊は、店内に舞台のあるシアターレストランがおすすめ。レストランによって異なるが、ビュッフェの夕食とショーを組み合わせたもの。

・アプサラダンスの名物イベント「アンコールナイト」
在日本国カンボジア王国観光省では2004年度から、乾期のベストシーズンに神秘の祭典「アンコールナイト」を実施している。アンコール遺跡のバイヨンを舞台に、華やかな衣装をまとったアプサラ天女の舞、伝統楽器の生演奏、クメール料理などを提供するもので、まさにカンボジア文化の真髄を楽しめるイベントとして、これまでに53回の開催実績を誇る。今年11月以降の開催スケジュールは以下の通り。
◆2007年

◆2008年
1月1日、4日、26日、2月2日、9日、16日、23日、3月1日、8日、20日、22日、5月3日
・スバエク
カンボジア伝統の影絵芝居。牛の皮で作った人形を、かがり火でスクリーンに映し出す。ドラマチックなストーリーと影絵の躍動的な動き、臨場感を誘う力強い伴奏が特徴となっている。一部のレストランで上演されており、気軽に楽しめる。
トラベルビジョン関連記事

正解 D >>問1 に挑戦 >>問2 に挑戦