成田空港、両ターミナルで内際乗り継ぎ施設を整備、MCT短縮へ

  • 2007年10月26日
 成田国際空港(NAA)は、2008年の初夏までの間に、第1と第2の両ターミナルで「内際乗り継ぎ施設」を整備し、MCTの短縮を実現する。この施設は、国内線で到着した旅客を対象に、国内線到着ロビーを出た後、隣接して設置するハイジャック検査施設や出国検査などを通過し、国際線出発ロビーを経由せずに出発ゲートに向かえるようにする。供用開始は、第1ターミナルが2008年春、第2ターミナルが2008年初夏を予定している。

 短縮する距離は、第1ターミナルでは、例えば国際線56番ゲートに乗り継ぐ場合、720メートルから180メートルとなる。また第2ターミナルでは、63番ゲートを例とすると、980メートルから150メートルまで短くなる。NAAによるとMCTは、第1ターミナルの全日空(NH)の場合、100分から45分に、第2ターミナルの日本航空(JL)の場合、100分から60分となる予定だ。