オリックス、エア・アジアXの株式10%取得を「前向きに検討」

  • 2007年10月23日
 オリックスは、マレーシアを拠点とする格安航空会社(LCC)のエア・アジアX(D7)株式を約10%取得する方針だ。D7は8月にヴァージン・グループから全株式の20%分の出資を受け、オリックスが株式取得した場合は、第4位の株主となる見込み。オリックス広報部は、「まだ未定の案件」とコメントするが、「前向きに検討している」という。

 D7は東南アジアを中心に、48方面に路線を展開するエア・アジア(AK)のグループ会社。有効座席キロ(ASK)あたりのコストを2米セント以下に抑えて運航しており、長距離路線の展開を視野に入れている。機材も積極的に増やす計画で、2007年4月にエアバスA330型機を10機の確定発注、5機のオプション契約を締結、9月にはクアラルンプール/ゴールドコースト線で週4便の就航を開始した。

 なお、オリックスは1991年に、アイルランドでオリックス・アヴィエーション・システムズ社を設立、世界各国の航空会社から百数十機を預かり、航空機オペレーティングリース事業を展開している。