JTBトラベランド、電子カルテ導入で効率化、顧客満足度向上につなげる

  • 2007年10月2日
 JTBトラベランドは10月1日、全国の15店舗で「トラベランド電子カルテシステム」を試験的に稼動した。これは、業務プロセスの改善と消費者満足度の向上を目指して開発したもので、特に後方業務の効率化に主眼を置く。紙での手配、進行管理業務を電子化し、対応記録を含め消費者の情報などを一元管理するほか、手配状況などを消費者の携帯電話にeメールで通知する機能なども付けている。

 JTBトラベランド本社総務部によると、「効率化によって生まれる時間をお客様に向け、満足度の向上が図れる」とメリットを語る。システム開発と平行して、全事業部、店舗の代表者による社内プロジェクトを組織し、業務フローの効率化へと意識改革を進めていく。

 今後は11月に17店舗を加えた32店舗で先行的に新システムを稼動。2008年度内には全店舗で稼動する予定だ。また、店頭での販売を行うJTBグループの各社にも導入を検討している。