ワタベ、上質の「京都和婚」プランを開始−アジア、欧州からの誘客も計画

  • 2007年9月18日
 ワタベウェディングは10月1日挙式実行分から、京都にこだわった和の婚礼プラン「京都和婚」を開始する。近年、大人のカップルを中心に注目される上質の和の雰囲気にこだわるニーズを見込んだもの。和の挙式スタイルはブームとなっており、「目黒雅叙園」での挙式では今年第1四半期、神前式挙式の受注が50%以上となり、和装花嫁衣裳も前年比で30%増で推移しているという。

そこで同社では従来の京都挙式プランを一新し、京都の歴史文化に精通した華道家の池坊美佳氏や、京文化に造詣が深い清水宏一氏が挙式会場や婚礼衣装を厳選。会場では世界文化遺産である上賀茂神社や清水寺のほか、北野天満宮、知恩院など由緒ある7神社5寺院を設定し、衣装は、手織、手刺繍の中でも上質な婚礼衣装を選択した。初年度は挙式組数220組、売上約2億円、次年度は720組、約6億5000万円の売上を見込む。将来的には、アジアやヨーロッパ市場に向け、インバウンドの挙式需要を開拓し、グローバル展開も図るとしている。