JTBパブリッシング、人気シリーズ「鉄道廃線跡を歩く」、私鉄版を発刊

  • 2007年9月7日
 JTBパブリッシングは、テーマのある旅を楽しむビジュアル本のキャンブックスで「私鉄の道廃線跡を歩く?北海道・東北編」を発売した。これは1995年の発行以来、57万部を売り上げる「鉄道廃線跡を歩く」のシリーズ全10巻の続編。特にここ数年、海外の鉄道に乗車するツアーが人気となったり、昭和時代の貴重な鉄道写真をまとめた写真集の発行が相次ぐなど、鉄道ブーム復活の兆しが見られることもあり、この1年間でシリーズ10点中3点が増刷となったという。

 今回の私鉄版では、過去50年間に廃止になった全私鉄39路線について、現役時代と現在の対比、開業から廃止までの歴史を紹介していく。巻末には資料として、各私鉄の駅名一覧を掲載するほか、国土地理院の地形図に現役時代の路線を合成し、廃線跡の写真や撮影地点を落とし込むなど、廃線跡端方のガイドブックとしても活用できるようにしている。低下は2100円。12月には関東・信州・東海編、来年には北陸・上越・近畿編、中国・四国・九州編の発行を予定している。