ウエスティン、新ブランド・イメージで滞在客を「リニューアル」−癒し打ち出す

  • 2007年8月24日
 スターウッド・ホテル&リゾートが傘下各ブランドでコンセプトの再定義を進めるうち、日本で「ウエスティン」についてブランドの具体的なサービス・コンセプトについて8月22日、メディア向けイベントを開催した。スターウッド日本・韓国・グアム地区統括社長のロタR.ペール氏はブランドについて「顧客との強いつながりを築くもの」と説明、「顧客はホテルの施設や場所にもどって来るのではなく、五感に訴える感情や愛着で利用していただける」として重要なポイントを強調。また、ホテルの滞在により「到着したときより、元気になっていただき、出発して」というコンセプトを打ち出した各種のサービスが重要になる考えを示した。

 こうしたコンセプトを実現するサービスとして、昼から夜へと雰囲気を切り替える「アンワインド」では、ロビー付近で各ホテルが地域の独自性を活かしながらお酒やお茶を提供。ロビー付近ではホワイトティーのアロマキャンドルやウェルカムドリンクを提供する「センサリー・ウェルカム」で、ホテル到着までの疲れを癒してもらう。このほか、客室にスパの雰囲気をセッティングして、客室内でスパ・トリートメントをする「インルームスパ」のサービスなど、滞在客がホテルで「リニューアル(心身のリラックス、再生)」を図るサービスを提供していく。また、これまでのサービスについても拡充。例えば、「ヘブンリーベッド」は、マット内のコイルを長くし、より包み込む感じを加えた「ヘブンリーベッドII」が海外で導入されているが、日本でも各ホテルに順次導入する。


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