アマデウスとセーバー、航空以外の決済業務効率化で合弁事業発足をECに申請

  • 2007年8月21日
 アマデウスとセーバー・ホールディングスは、欧州委員会(EC)に対して旅行業界向け自動決済ソリューションを手掛ける合弁事業の発足を申請した。両社はこの申請に際して、ECに対し独占禁止法上の承認を求めている。この合弁事業は、世界の旅行業界で発生する各種の決済業務を確実に自動処理するソリューションの提供を目指すものという。

 特に、業界標準のソリューションの確立により、業務の自動化や相互運用性の確保、決済業務の効率化など、業界が直面する課題を解決するねらい。サービス対象は、ホテルやクルーズ、ツアー、レンタカー、鉄道など、航空以外の旅行分野となる。旅行業界で使用されている既存の財務管理の仕組みを、複数のチャネルやGDSに対応したプラットフォームに統合し、業界各社の決済業務を効率的に行うことようにするという。