海外世界遺産旅行の経験率は10.2%、意欲減少の兆候も−JTBF調査
2006年の海外の世界遺産を訪れる旅行の経験率は、前年比2.6ポイント上昇し10.2%となり、特に60代以上の経験率が高くなった。財団法人日本交通公社(JTBF)がこのほど発行した「旅行者動向2007」で報告されたもの。この調査は日本人旅行者の意識と行動を探る目的で、JTBFが毎年10月に全国4000人を対象にアンケート形式で実施。アンケートの回収率は毎年概ね60%で、過去5回の調査での海外旅行の平均経験者数は214人となっている。
世界遺産旅行の経験率は2004年の調査では回答者に経験者がいなかったが、その後2005年には7.6%に急増し、2006年には10.2%となった。年代別では、20代が11.5%で、30代8.1%、40代7.4%、50代10.6%、60代14.2%、70代16.4%と続き、特にシニア層が高い経験率を示している。その一方で参加の意欲では、20代の「ぜひ行ってみたい」と「行ってみたい」を足した数値が75.2%であり、40代の72.5%、60代の61.9%の60代、70代の46.5%と年代が高くなるごとに減少傾向を示した。全体でも「行きたくない」と「あまり行きたくない」の回答が増加傾向にあり、2004年の調査では26.4%であったのに対し、2005年には31%、2006年には32.3%であった。
また今回の調査ではロングステイやエコツアーなど、話題性のある特定の旅行スタイルについて経験と参加意向を調べている。例えば、ロングステイでは経験率が2.7%、「ぜひ行ってみたい」人の割合が17.2%であった。またエコツアーでは経験率3.4%と「ぜひ行ってみたい」が9.3%、グリーンツーリズムでは1.3%と6.8%、産業遺産ツアーが2.7%と4.8%となった。
世界遺産旅行の経験率は2004年の調査では回答者に経験者がいなかったが、その後2005年には7.6%に急増し、2006年には10.2%となった。年代別では、20代が11.5%で、30代8.1%、40代7.4%、50代10.6%、60代14.2%、70代16.4%と続き、特にシニア層が高い経験率を示している。その一方で参加の意欲では、20代の「ぜひ行ってみたい」と「行ってみたい」を足した数値が75.2%であり、40代の72.5%、60代の61.9%の60代、70代の46.5%と年代が高くなるごとに減少傾向を示した。全体でも「行きたくない」と「あまり行きたくない」の回答が増加傾向にあり、2004年の調査では26.4%であったのに対し、2005年には31%、2006年には32.3%であった。
また今回の調査ではロングステイやエコツアーなど、話題性のある特定の旅行スタイルについて経験と参加意向を調べている。例えば、ロングステイでは経験率が2.7%、「ぜひ行ってみたい」人の割合が17.2%であった。またエコツアーでは経験率3.4%と「ぜひ行ってみたい」が9.3%、グリーンツーリズムでは1.3%と6.8%、産業遺産ツアーが2.7%と4.8%となった。