今年も「安・近・短」傾向−海外旅行予定者は5%、旅行より体力づくり派も

  • 2007年8月2日
 エルゴ・ブレインズの「今年の夏休みの過ごし方」調査によると、依然として「安・近・短」の傾向が続いていることが分かった。

 調査のサンプル数は2179名で男性が58%、女性が42%。夏休みの取得者は全体の65%でこのうち国内旅行へ行く人は40%、海外旅行は5%であった。海外旅行の平均宿泊数は5泊で、1人当たりの平均予算は21万1042円。旅行先を選択した理由としては、「行ったことがない場所だから」が29%、「景色」が26%、「毎年行っているから」が24%の順番となった。一方、国内旅行の平均宿泊数は2泊で、平均予算は5万3145円。約7割が家族旅行で、行き先の決め手は「温泉」が33%、「景色」が24%に続き、「近場」が22%となった。

 また、「夏休みにやりたいこと」の自由回答では、ダイエットや体力づくりが最も多かったという。さらに、資格取得に向けた勉強や家事など、普段時間をかけられないことに夏休みを費やそうという意向もあり、これも「安・近・短」傾向を助長する要因といえるかもしれない。

 ちなみに、インターネットで旅行手配をした人は、国内旅行が51.5%、海外旅行が44.8%。海外旅行のインターネット利用の理由としては「何時でも利用できるから」の65%に次いで、「旅行代理店等へ行く必要がないから」が45%となった。