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長崎県、ソウル、上海線の利用促進で県民からツアー企画を募集、販売へ

  • 2007年7月5日
 長崎県地域振興部交通政策課はこのほど、長崎発のソウル線、上海線の利用促進を目指し、一般消費者に行きたい旅行を計画してもらい、商品化して販売を開始した。ソウル線は阪急交通社、近畿日本ツーリスト、日本空輸、上海線はJTB九州、阪急交通社、日本空輸と、それぞれ3社が販売を開始している。両路線とも50名ずつ、往復で1路線100席の販売を目標としている。長崎県地域振興部交通政策課によると、ソウル線は熟年層、上海線は若い女性層の利用増加を狙っており、旅なれた人をソウル線では6名、上海線では8名を選び、各自が「行きたい」と思う旅行を出してもらったという。

 同課によると、長崎県として6名以上の団体旅行に対し、定期便の利用に関して長崎空港へのアクセス、訪問先空港から市内へのアクセス、通訳・ガイドなどで助成を実施しており、この予算は今年度も継続して実施。今年度は新たに長崎県民による企画を出してもらい利用促進に弾みをつけたい考えだ。昨年度の利用者数は上海線が長崎発着で1万5544人、ソウル線が2万7745人だったという。旅行商品の購入者には利用する中国東方航空(MU)、大韓航空(KE)のオリジナルグッズを抽選でプレゼントするほか、この路線の利用者全員を対象としたキャンペーンも実施して、ツアーの販売にあわせて利用につなげていく。