カンボジア観光大臣来日へ、熊本発チャーター受け入れ−朱印船交易の歴史

  • 2007年6月13日
 カンボジア王国政府観光省大臣のトン・コン氏を筆頭に、カンボジア王国政府観光省大臣内閣局長のコン・ソリダ氏、カンボジア旅行協会会長のホー・ワンディ氏、NCTニュー・カンボディア・ツアー代表取締役社長のチュイ・ソポワスしが8月17日から21日に来日、熊本県でカンボジア経済セミナー、歴史友情講演会などに出席する。観光大臣は、肥後藩主の加藤清正氏がカンボジアと朱印船交易を行ったことに由来し、2007熊本城築城400年祭の一環として、熊本とカンボジアの歴史を活かし、交流活性化を狙う。コン大臣は熊本県庁、熊本市役所への表敬のほか、熊本城の視察も予定しているほか、玉名市立歴史博物館で開催している朱印船交易の歴史を見学し、交流の歴史を振り返る。

 なお、8月11日から15日の日程で熊本発のチャーター便運航が計画されている。これについて、コン大臣は受入れを快諾する予定。アンコールワットには加藤清正の家臣が日本語で落書きした箇所が発見されており、こうした400年前からの歴史を感じさせる旅行として「歴史友好の翼」訪問団として約200名が参加する予定だ。利用する航空会社はアンコール・エアウェイズとしており、熊本では鶴屋百貨店トラベル販売部、日専連ツアーズが販売を手がけている。鶴屋ではアンコールトム、アンコールワットなどを観光、トンレサップで観光ボートに乗船する3泊5日の日程でツアーを販売している。

 このほか、日本側は観光資源開発と人材育成策への協力、現地のツーリストポリス育成でコン大臣に対して連携、協力を打診する。