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セントレア、高齢者や障害者への案内にモバイル端末を試験的に導入

  • 2007年6月12日
 中部国際空港はこのほど、マイクロソフトのモバイル端末を利用した高齢者、障害者などを対象としたナビゲーションシステムを試験的に導入、案内システムとして活用している。これは端末の内蔵カメラで撮影したタイルカーペットの色のパターンにより現在地を把握し、目的地まで音声のガイダンスやディスプレイで矢印表示をし、案内をするもの。セントレアではユニバーサルデザインの推進、旅行者の利便性の向上を目的として試験的に導入している。これにより、案内板の表示だけで目的に値たどり着くことが困難な高齢者が利用できるほか、音声ガイダンスで視覚障害者も利用ができる。この端末を利用する利点として、施設側ではタイルカーペットを施設するだけでシステムに対応ができることから、特別な工事や改修を必要とせず、低コストで導入することができる。