Suica、ICOCA、TOICAが相互利用可能に−都市圏の移動利便が高まる

  • 2007年5月18日
 東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道は、各社が主要都市圏でそれぞれ展開するIC乗車券の連携を平成20年3月から提供することに合意した。IC乗車券の連携で、新幹線、在来線を利用した都市圏の移動において、利便性が高まる。

 これはJR東日本の「Suica」、JR西日本の「ICOCA」での相互利用に、JR東海の「TOICA」も加わる。これにより、どのICカードを持っていても1枚のICカードで相互に利用が可能となる。

 また、JR東海とJR西日本が実施しているエクスプレス予約会員に新たに「エクスプレスICカード」を発行。これにより東海道新幹線と在来線用のIC乗車券を2枚、重ねて新幹線の乗換改札機にタッチすると、「Suica」、「ICOCA」、「TOICA」の各エリアの在来線がシームレスに利用できるようになる。JR東日本の「モバイルSuica」会員が、エクスプレス予約会員になると、「モバイルSuica」で「エクスプレスICカード」と同様の機能となり、1台で新幹線と在来線の利用が可能だ。