06年度の海外旅行事故発生率は2.58%、過去5年で過去最高-ジェイアイまとめ

  • 2007年5月16日
 JTBグループの損害保険会社・ジェイアイ傷害火災保険によると、2006年度の海外旅行契約者の事故発生率は2.58%、39人に1人が事故に遭遇したことになり、過去5年間で最高率となった。支払い項目別で多かったのは、1位が治療・救援費用で前年比8.7ポイント減の49.4%。2位は携行品損害で4.8ポイント増の33.1%、旅行事故緊急費用も2.7ポイント増の13.0%と続き、上記3項目で全体の95.5%を占めた。

 医療関連費用の高額事故例のうち、最も高額だったのがアメリカで肺炎・不整脈で21日間の入院と手術を要し、家族が駆けつけ、医師・看護士の付き添いのもとチャーター機で医療搬送された例。支払い保険金は2500万円。また、ハワイで海に飛び込んだ際に頚椎を骨折し、15日間の入院と手術を要し、家族が駆けつけ、医師・看護士の付き添いのもとチャーター機で医療搬送された場合は2000万円。いずれも1000万円以上の自己負担額が発生したという。