中部、2006年度の国際線旅客数は3%増−国内線は運航便数増加へ努力

  • 2007年5月7日
 中部国際空港によると、2006年度の国際線旅客数は前年比3%増の546万6654人だった。上期が2%減であったものの、05年度上期の万博開催期による旅客増の効果を考慮に入れれば、概ね順調な推移したという認識で、万博開催期から続く運航便数の増加が旅客数の増加に直結しているという。

 一方、国内線旅客数は05年11月以降、前年割れが続いている。2006年10月に5%増を記録したものの、12月には1%減、07年1月は3%減と、依然として低調に推移している。こちらは運航便数が減少していることが背景にある。今後は引き続き、地方へのアピールを積極的に行うことで「名古屋経由で海外へ」というイメージの定着を図り、乗り継ぎ需要の拡大から便数の増加に繋げる考えだ。