UAE/日本ビジネスフォーラム、現地から約100名来日、経済発展に期待

  • 2007年4月25日
 UAE-日本ビジネスフォーラム2007が24日、東京・東京国際フォーラムで開幕した。これは日本貿易振興機構(ジェトロ)、UAE連邦商工会議所などと共同で開催する両国間の経済関係の強化を目的に開催されるイベント。今回UAEから約100名が同ビジネスフォーラムに参加するため来日した。

 24日のオープニングセッションでは、UAE側から駐日アラブ首長国連邦大使、UAE経済大臣が挨拶に立ったほか、日本側からはジェトロ理事長、経済産業省副大臣、外務副大臣、日本-アラブ首長国連邦友好議員連盟幹事長が出席した。ジェトロ理事長の林康夫氏は、日本からは現在211社の企業がドバイを中心に外国企業向け経済特区「フリーゾーン」などに進出していることを強調。日本とUAEの関係が強化されていることを訴えた。また、今月28日から6日間の日程で阿部首相、経団連の御手洗会長など官民から約180名のミッション団が訪問することを紹介し、官民一体で取り組む姿勢を打ち出すことをアピールした。

 また、UAE経済大臣のシェイハ・ルブナ・アル・カーシミー氏は、挨拶の中で観光業の発展について語り、グローバル戦略が奏功し、観光客が倍増していること、ホテル稼働率が90%を超えていること、旅行者の79%が約150ヶ国からの外国人旅行者であることを紹介し、更なる観光業の発展に期待を示した。そのほか、日本-アラブ首長国連邦友好議員連盟の幹事長、谷口隆義氏は、「エミレーツ航空の大阪、名古屋に告ぎ、成田へ就航に向け頑張って取り組んでいる」とし、待望の成田就航に期待を寄せた。

 なお、26日にはドバイ観光商務局、アブダビ観光庁、エミレーツ航空(EK)、JALホテルズなどが観光、航空産業についてのフォーラムを開催するほか、24日から26日まで、展示、商談スペースを設けている。