関空のGW国際線旅客数、発着計で4%減の29.8万人−アジアと欧州が好調

  • 2007年4月23日
 関西国際空港によると、ゴールデンウィーク10日間(4月27日〜5月6日)の国際線旅客数は前年比4%減の29万7500人となる見込み。このうち、国際線出発旅客数は5%減の14万7500人、到着は3%減の15万人という推計だ。出発、到着ともいずれも前年比減となる要因として、曜日配列や最近の円安傾向を挙げている。

 出発日の第1ピークは4月28日の2万600人で、第2ピークが5月3日の1万9700人、第3ピークが4月29日の1万7200人の見込み。また、到着日ではピークが5月6日の2万2000人、第2ピークが5月5日の2万1000人、第3ピークが1万7100人という予想だ。

 方面別の旅客数は1位が韓国、中国、ヨーロッパと続くが、4位以下に東南アジア、香港、台湾、フィリピン・タイと続き、アジア圏が全体の66%近くを占めている。前年から出発旅客数の増減が大きい方面は、中東方面が好調の「その他」が37%増となった以外、「北米」が43%減、「オセアニア」が20.6%減だ。

 なお、関西国際空港は昨年に引き続き「ハッピーホリデーGWキャンペーン」を実施、空港勤務者の接遇意識向上を図り、CSの向上を図る予定だ。