北陸信越、管内の訪日外客数に伸び−今年も台湾・韓国・中国など積極誘致へ

  • 2007年4月18日
 北陸信越運輸局によると、昨年の富山県、石川県、新潟県、長野県などでの訪日外客数が軒並み増加しているという。立山黒部アルペンルートでは全外国人が前年比25%増の9万2511人、石川県の兼六園は27%増の9万5987人。昨年はビジット・ジャパン・キャンペーンの重点市場でも、特に台湾、韓国、オーストラリアを対象に誘客推進を進め、台湾からのチャーター便誘致、オーストラリアからのスキー目的の旅客が増加しているという。また、新潟県では韓国人観光客の宿泊数が平成17年はのべ2420人泊のところ、平成18年にはのべ7188人泊と3倍近くに増加した。チャーター便については、台湾については平成17年の246便のところ、18年は137便と減少しているが、これは主に愛・地球博を目的とする便の減少によるという。

 なお、北陸信越運輸局では平成19年のVJCの取り組みは、6つを重点として活動。台湾では北陸ブーム定着を目指し、チャーター便の活用やアルペンルートへの誘客、韓国からも引き続き誘客を促進するほか、オーストラリアからのスキー客を白馬から妙高、志賀へと拡大へと着実につなげる。中国市場では、新潟、富山、小松の3空港に就航する定期便を活用した誘客をすすめる。また、青少年交流を目的とする事業に積極的な参加を行うほか、日・タイ観光交流年を契機とした誘客活動を行う。