成田、GWの出国者数2.4%減、−航空会社再配置で混雑緩和か

  • 2007年4月13日
 成田国際空港によると、4月27日から5月6日までのゴールデンウィーク10日間の出国者数は前年比2.4%減の36万7200人、入国者数は5.9%増の35万9400人となる見込み。出入国合計では1.5%増の72万6600人の予測だ。5月1日、2日が平日という日並びが影響し、昨年から出国者数は減少する見通し。また、アジアを中心に短距離路線への利用が多くなる傾向だ。

 出国者数の第1ピークは4月28日土曜日の5万3000人。第2ピークは4月27日の4万7500人、第3ピークは4万4200人と推計。過去最高の出国者数は2005年4月29日の5万6113人には及ばない。一方、入国者数のピークは5月6日の5万2700人。第2ピークは5月5日の4万8800人、第3ピークは5月4日の4万900人となる見込み。

 また、成田空港では航空会社の配置換えを進めてきている。この目的は、混雑期における旅客ターミナルビルでの混雑の平準化だが、このゴールデンウィークは第1旅客ビル、第2旅客ビルの利用者は出国で49.9対50.1、入国は48.9対51.1という比率になった。昨年の出国者割合は1ビルと2ビルで31.5対68.5、入国者は30.5対69.5であったことから、航空会社の配置換えによる混雑の緩和が効果として現れそうだ。