JTB、ルックでJLチャーター利用のクロアチア商品設定−全国1000名目標

  • 2007年4月12日
 JTBワールドバケーションズ(JTBW)はジェイティービー、日本航空の提携施策として展開するチャーター便を利用する「ルックJTB」商品を設定、4月20日から販売を開始する。これは8月25日、9月1日、8日のクロアチア行きのチャーター便を利用するもの。JTBWでは全国32都市発として全国からの集客を目指しており、首都圏で800名、これ以外で200名、計1000名を目標とする。

 最大の特徴は日本からの直行便を利用し、ザグレブ、ドブロブニクをオープンジョーとし、行程に無駄が無く、周遊するコースが設定できたこと。これにより、旅程にゆとりが生まれ、特に最終日は定期便を利用する場合は移動のみとなるが、観光などを組み込むことが出来た。また、昨年10月に開設したJTBザグレブ営業所により、ドブロニクでパレス、アリストンなど、不足気味のホテル客室数を100室以上確保し、ハイシーズンの設定にも関わらず一定時期の送客に対応することが可能となった。また、料金としてもJLとの提携、ホテル仕入れ強化から31万9000円から44万9000円の設定としており、通常よりは安く設定できたという。また、5月31日までの購入については1万円割り引く「早特!」を設定し、早期の予約を促していく。

 なお、ツアーは3設定日各5コースずつ用意しており、全15コース。このうち一部コースで日本語スルーガイドを確約。また、機内ではクロアチアに関するビデオを上映することで、旅行気分を盛り上げるという。

 JTBWによると、現在、ルックではバルカン半島に焦点を当てたパンフレットを展開、この中で、ドブロブニクに6連泊するツアーを設定。この集客状況として、既に4本が催行決定するなど「マーケットとして力強く育っている」という。ただし、消費者、旅行業界ともに十分に認知されていない側面もあることから、パンフレット構成では「えっ!」「あっ!」「おっ!」「わっ!」などで、フライト、デスティネーション、宿泊するホテルなど具体的な旅行イメージを伝えたいという。