ジェイティービー九州は韓国最大手のハナツアーと業務提携する。JTB九州では九州と韓国の近さを活用し、伸びが停滞する日本人の韓国訪問者数の増加に取り組むほか、日本へのインバウンドでも円安ウォン高、ノービザ施策で増加に取り組む。提携によりJTBがハナツアーに対して宿泊施設の提供も検討しており、両社は10日に調印式を開催する。

　この提携第1弾として、JTBが九州域内で観光地を結び運行する「JTBライナー」、また宿泊在庫を活用し、韓国からの個人旅行に対応する商品をハナツアーに提供。JTBライナーは日本人との混乗となるが、韓国人に対しては福岡空港内のハナツアーウェルカムデスクの設置、ハングル語の専用コールセンター開設などで団体旅行の多い韓国市場に対応していくという。ハナツアーは韓国国内の27店舗、代理店・特約店5808店舗で販売するという。