関空の国際線定期便運航計画、夏ピーク時で週776便−過去最高

  • 2007年3月20日
 関西国際空港は2007年夏期国際定期便運航計画を取りまとめた。これによると旅客便、貨物便合わせ、2007年夏期スケジュールは過去最高となる見込みで、7月には週776便の運航便数となる。

 07年夏スケジュールでピークとなる週776便は、昨年夏期の週711便を週65便を上回るもの。また、過去最高であった昨年冬期の週726便を週50便を上回る便数だ。今期は旅客便でジェットスター航空(JQ)のブリスベン、シドニー線の新規就航のほか、海南航空(HU)が新たに北京線を開設。また、中国、東南アジア、中東、北欧路線も増便される。

 07年夏スケジュールの特徴としては、北米路線が関西発着ではさらに減少されること。特に、ユナイテッド航空(UA)のシカゴ線が運休されることで、関空の北米へのネットワークが弱まる。ただし日本航空(JL)をはじめ、HU、アモイ航空などが中国路線を増便。このほか、ヨーロッパ路線がフィンランド航空(AY)の増便のほか、ウラジオストオク、タシケント、ウランバートルなどの方面にも便が就航する。

 また、冬期スケジュールは当初、ピーク時で週733便の計画便数であったが、貨物便が一部路線で運休しており、ピーク時の実績は週726便となった。これにより過去最高であった2006年夏期の週711便を15便上回る、過去最高を更新した。