空港の顧客サービス、アジアの空港の評価高く−500万人規模でセントレア1位

  • 2007年3月17日
 国際空港評議会(ACI)はこのほど、空港の顧客サービスに関する2006年の結果を公表、この中で日本の空港については旅客数の規模別の分野で、中部国際空港が1位に輝いた。

 顧客満足度の調査によると、総合では第1位が仁川、2位が香港、3位がクアラルンプールとなりいずれもアジアの空港が輝いた。また、国内線用空港についてはアメリカのオースティン、カナダ・ハリファックス、カナダ・オタワの順。

 旅客数別では4000万人超では香港、ダラス、デンバーの順、2500万人超では仁川、シンガポール、デトロイト、1500万人から2500万人ではクアラルンプール、サンティエーゴ、チューリッヒの順であった。

 中部国際空港が1位に輝いた500万人から1500万人規模では2位がオーストラリア・アデレード、3位がヘルシンキとなった。

 この顧客満足度調査は、空港までのアクセス、空港内の表示板のわかりやすさ、他フライトへの乗り継ぎのしやすさ、手荷物用カートの充実度、空港職員の接客態度、化粧室の充実度や清潔さ、パスポートおよびビザ審査、保安検査員の検査態度など空港の各部門を総体として評価するもの。1位に輝くには各部署の有機的な連携が必要となり、総合でアジアの空港が1位から3位を独占したことは、サービスレベルが高い状態にあるといえる。

<総合1位に輝いた仁川国際空港>