06年度海外教育旅行の計画人員は18万2210人、オーストラリアと韓国が拮抗

  • 2007年2月15日
 日本修学旅行協会によると、2006年度の海外教育旅行件数は2471件、人数は18万2210人となる見通しだ。これは同協会が全国の小学校、中学校、高等学校、養護学校、観光局などに調査した結果を取りまとめたもので、計画段階の数値。06年7月末時点で未定のものが含まれていないほか、昨年は世界情勢が安定していたことから、同協会では06年度の海外教育旅行の件数が計画件数を上回ることは確実とみている。なお、2005年度の実績は2878件、人数は19万5379人で、実績集計前の計画数は2339件、人数は17万5676人であった。

 また、06年度の海外修学旅行計画の方面別では、1位と2位が拮抗。1位は昨年に続きオーストラリアとなり221件(05年度実績:228件)、2位は韓国で193件(226件)、3位はシンガポールで121件(117件)となった。また、4位はSARSなどの影響で昨年6位であった中国が浮上して107件(74件)、5位はマレーシアで92件(96件)となった。

 06年度海外修学旅行の計画費用の平均単価は全方面で微増する傾向。韓国が8万6500円となったほか、中国が12万5366円、シンガポールが13万1261円、マレーシアが11万8313円、その他アジアが16万3246円、オーストラリアが19万6416円、その他オセアニア方面が14万3000円、北米が19万5857円、欧州が26万7040円となった。


▽2006年度の修学旅行計画件数(計画件数/05年度実績)
1位:オーストラリア 221件/228件
2位:韓国 193件/226件
3位:シンガポール 121件/117件
4位:中国 107件/74件
5位:マレーシア 92件/96件
6位:ハワイ 82件/99件
7位:アメリカ 66件/70件
8位:ニュージーランド 52件/56件
9位:英国 49件/48件
10位:カナダ 47件/43件