JATA、南アフリカ・ワーキング・グループを設置−アフリカ交流年連携を視野

  • 2007年1月24日
 日本旅行業協会(JATA)海外旅行委員会は「南アフリカワーキンググループ」を設置設することを決定した。これは2008年には外務省が主導する「日・アフリカ交流年2008」が計画されており、さらに2010年にはサッカー・ワールドカップが開催されることもあり、これをJATAとしても盛り上げていく狙い。これまでJATAとしてもJATA旅行博での南アフリカ観光局が2005年に昼食をホスト、昨年にはJATA理事会を南アフリカで開催するなど、南アフリカ観光局との関係強化、観光素材の選定など幅広い面で「環境が整った」(JATA関係者)状態にある。特に、日本市場で送客数が少ないものの、ポテンシャルの大きいデスティネーションについては、旅行各社の実務面と国交省・外務省など官公庁との連携で役割分担し、JATAとしては行政との連携を重視して活動する。

 南アフリカ観光局チーフ・マーケティング・オフィサーのキングスレー・ポッター氏は今回のJATAの対応について歓迎するとともに「3年で現在の倍の(訪問者数を記録する)ポテンシャルはある」としており、JATAでも行政のイベントなどと連携しながら、送客増に向けた取り組みを今後、ワーキンググループで関係する航空会社、観光局などと連携していく方針だ。