IATA、発券当日VOID処理の6月1日導入を正式告知
国際航空運送協会日本事務局(IATA-Japan)はこのほど、2007年6月1日から発券当日のVOID処理(SAME-DAY VOID)とすることを旅行会社に通知した。日本旅行業協会(JATA)の海外旅行委員会で旅行会社側から10月に問題提起され、10月1日付けで全世界に適用されるルールがIATA/JATA間の協議で決着した。世界各地でもSAME DAY VOIDは紆余曲折があり、香港では2007年1月からの導入を4月へ変更したことがTTG Asia(電子メール版)で報じられるなど、国によっては市場環境から難しい側面もある。こうした点を勘案すれば、導入する方向ではIATA/JATA、つまりは航空会社と旅行会社の間で話し合いの方向性として決定していたものの、システム対応から社内体制の変更などを含めて、妥協として良い着地を見出したと言える。
「SAME-DAY VOID」の導入により、発券当日の24時00分までにVOID処理を行う必要がある。また、導入は6月1日からだが、5月31日発券分についてはシステム以降前日だが、6月1日までに旧システムでの作業を完了する必要があるため、実質的には1日前倒しで対応する必要があるだろう。
なお、IATAの書面ではWaive Same Period Refund(WSPR)について、現行を維持することも明記されており、これにより搭乗者の氏名が間違っている等の場合について救済が図られる。これにより、全ての場合にWSPRが適用される訳ではないものの、ある程度のセーフティーネットが確保され、日本でも概ね大きな問題とならずに、導入へ至ることになる。
「SAME-DAY VOID」の導入により、発券当日の24時00分までにVOID処理を行う必要がある。また、導入は6月1日からだが、5月31日発券分についてはシステム以降前日だが、6月1日までに旧システムでの作業を完了する必要があるため、実質的には1日前倒しで対応する必要があるだろう。
なお、IATAの書面ではWaive Same Period Refund(WSPR)について、現行を維持することも明記されており、これにより搭乗者の氏名が間違っている等の場合について救済が図られる。これにより、全ての場合にWSPRが適用される訳ではないものの、ある程度のセーフティーネットが確保され、日本でも概ね大きな問題とならずに、導入へ至ることになる。