観光活性化フォーラム
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苦情・相談、8月・9月は減少、上半期は前年比で減少傾向に

  • 2006年12月7日
 日本旅行業協会(JATA)によると、8月、9月の苦情件数はいずれも前年から減少しているという。8月は前年比5%減の322件、9月24.1%減の236件。

 このうち、8月には燃油サーチャージに関連し、為替の換算レートについての問合せがあったという。これは、外国の通貨を表記し、1ドル=120円程度のところを1ドル=150円程度で計算するものであったと言う。JATAでは該当旅行会社に対し、注意をしたものの、一時期は通常の設定とし、再び高い為替レートで請求しているケースもあるという。今後は、こうした件についてはJATAでつくる為替レートのガイドラインに基づいて料金を収受するよう改めて促していく方針。

 また、4月から9月については5.4%減の1585件。このうち、ワールドカップ関連での苦情を除いた場合には15%減ほどとなることから、全体の傾向としては概ね減少傾向にあるものという。内訳では相談が1122件、あっせんは463件。このうち、申出区分については旅客対応について、細かく分類し条件説明、誤った情報の提供、接客態度などに区分。ただし、従来の旅客対応という区分ではこれが最も数の多い項目となるという。