アメリカ商務省、2007年の日本人訪問者数は400万人台の達成を予想

  • 2006年11月14日
 アメリカ商務省によると、2007年以降のアメリカへの訪問者数の予想として、2007年は06年比5%増の5408万7000人と発表した。2006年については前年比4%増の5139万9000人の着地を予想している。

 今年の日本市場については、訪問者数実績が前年割れとなる局面もあるが、最終的には1%減の385万2000人とほぼ前年並みを確保する見通し。主要国については、イギリス(UK)が2%減の423万8000人、ドイツが1%減の139万6000人、フランスが9%減の80万4000人、韓国は5%増の73万8000人となり、上位5カ国では韓国のみが増加をする予想となっている。全般的にはヨーロッパからの訪問者は減少しており、アジアなどは増加する基調で、オセアニアも5%増と好調だ。

 2007年については、全世界からの訪問者は2006年の着地予想となる5139万9000人を上回り、2003年を境に伸び続けている訪問者数の傾向は続く予想。特に、今年は2000年の5120万人を超える見通しだが、07年はさらにこれを5%増となる予想。このうち、日本は6%増の409万8000人の予想。2010年までは6%から7%増の予測で、2010年に499万6000人となる。ただし、アジア地域の中では、韓国や中国の伸びが著しく、この地域でのシェアは低下する。

 ただし、2005年の結果で、日本の消費額は訪問者で多いイギリスの134億6400万ドルを上回る165億2000ドル。日本の消費額の記録は1995年に記録した178億300万ドルで、これには及んではいないものの、今後は消費額の推移にも注目が集まるところだ。