中部国際空港、アメリカ路線誘致テコ入れ、オセアニア路線は慎重姿勢

  • 2006年11月10日
 中部国際空港代表取締役副社長の山下邦勝氏は、路線誘致について、中国、台湾、ソウル、バンコクのアジアが好調として、今後は「長距離路線の不足が問題」であることを指摘した。山下氏は、「特にアメリカ路線が苦戦している」ことから、「相当なテコ入れが必要」と強調、「日系にも努力してほしいと打診しているが、両社とも機材繰りの問題を挙げている」という。
 また、オセアニア路線については、「観光の色彩強く、(路線誘致は)現状、よくわからない。ビジネス需要ではアメリカ、ヨーロッパ、中国が大きい。そういう意味でこれからの路線」であるとコメント。ただし、現在就航する「ケアンズだけで今後進むのもいかがなものかと思う」と語り、オセアニア地域のその他のデスティネーションへの運航について「当然、(航空会社に対して)やって頂きたいというお願いはしている」ことを明らかにした。