エジプト航空、アマデウスの予約システムを導入、共同セミナーを開催

  • 2006年11月9日
 アマデウスとエジプト航空(MS)は8日、東京で共同セミナーを開催した。これは今月4日にMSが予約システムをアマデウスに移行したことを機に開催したもの。日本での運用開始はMSが世界規模でアマデウス・アルテアCMSを導入する動きの一環であり、同社が目指す完全Eチケット化やスターアライアンスへの加盟を目指した動きのひとつといえる。

 同システムへの移行後、アルテア・リザベーションを稼動して、旅行会社での予約・発券をアマデウスの同一システム内で行なうことができるようになった。MSは、「新システムへの移行は順調に行われた」としながら、オペレーション上の注意点を説明。特に、これまでマルチジャパンで付与されたBからはじまるグループのリファレンスがYに変わることで、移行前に作った予約記録を見ることがあるという。これについて、MS旅客営業部の高野哲也氏は、「予約記録はシステム内には記録されている。機械の不具合ではないため、このような場合は問い合わせをして欲しい」と述べた。

 なお、MSの予約システムの移行によって、アマデウスの同システムを利用する航空会社は全世界で151社となった。2007年3月17日にはKLMオランダ航空(KL)がアマデウスの予約システムに移行するほか、2008年にはスターアライアンスが共通プラットフォームとして採用を予定している。