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成田、中国・台湾など近距離旅客が増加、乗継客の増加が一段と鮮明に

  • 2006年10月30日
 成田空港によると、9月の運用概況の国際線路線別の旅客動向は中国線が12%増、台湾線、香港線がそれぞれ5%増と近距離圏の増加が鮮明になった。また欧州線は1%増、オセアニア線は前年同となっている。中国、台湾、香港方面は上半期合計も良く、中国線は16%増、香港線は10%増、台湾線が4%増となっている。また、上半期ではアジア線が2%増、欧州線が1%増となった。

 こうした旅客動向のうち、特徴的なものの一つが乗継客の動向。北米と中国の直行便が増加する中で、成田空港の通過客が減少していたが、9月は前年比2%増の21万9202人。9月については台湾が28%増、中国は11%増となり、成田を経由しない直行便が増えているもののも、成田を利用する乗継客も増えている。また、香港については2004年比で2005年の旅客が増加しており、今年は昨年の規模を維持している。

 なお、10月21日現在の速報値として、出発客は前年比1.2%増となっている。