観光活性化フォーラム
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JNTO、上海市で初の教育旅行説明会を開催、訪日教育旅行の魅力を紹介

  • 2006年10月30日
 JNTO上海観光宣伝事務所はこのほど、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環で上海市内の中学14校の学校関係者、および上海市教育委員会、3つの区の教育部門の関係者などを対象に「上海市教育説明会」を開催した。当日は在上海日本国総領事の隅丸優次氏をはじめ、VJC上海推進会のメンバーである日系の航空会社、旅行会社、地方自治体上海事務所などの日本側関係者も出席した。訪日教育旅行促進事業は、JNTO北京観光宣伝事務所が昨年度から実施、JNTO香港観光宣伝事務所が16年度に広州市で既に開始しているが、上海市では今回が初めて。

 説明会では、日本の概要や教育制度をはじめ、訪日教育旅行の意義や魅力、日本の最先端技術や環境保全の学習や中国文化に大きな影響を受けた伝統文化、独特な自然美の体験、学校訪問や交流の機会について説明したほか、日本国内旅行の安全や衛生面、サービスやホスピタリティの面でのレベルの高さを強調した。

 JNTOは現在上海市からの訪日教育旅行が、年間10数校、約1000名以上と推定しており、今後一層のマーケット拡大を期待している。その一方でJNTOは、日本各地の受入体制の整備を優先して進めることの重要性を認識。VJC事業の一環として、地方自治体、業界の関係者と協力しつつ、訪日教育旅行の促進に努める意向だ。