関空、冬スケジュールでの定期旅客便数は過去最高の週566便

  • 2006年10月26日
 関西国際空港によると、10月29日からの冬スケジュールでは国際線の定期旅客便の就航便数は開業以来、冬スケジュールとして過去最高、夏スケジュールも含め第3位の週566便となる見通し。旅客便の過去最高は2001年夏の587便で、2位は今年の夏スケジュールの577便。

 冬スケジュールとして過去最高の便数が計画されている要因は、特に日中航空交渉の合意による日中路線の増便が大きい。旅客便では30便増となり、さらに台湾路線や中東路線が便数を増やしていることが上向き要因となっている(下記の増便予定を参照のこと)。

 ただし、関空会社がたびたび指摘するように、北米行きの便については軒並み減便となっている。この夏スケジュールから冬スケジュールの場合、日本航空のロサンゼルス線(6便)、ユナイテッド航空のシカゴ線(4便)、ノースウエスト航空のサイパン線(7便)、アメリカン航空のダラス線(7便)、コンチネンタル・ミクロネシア航空のグアム線(7便)、エアカナダのバンクーバー線(7便:数字は全てピーク時の減便数)。

 なお、貨物も含む国際線定期便としては733便で開港以来、過去最高の便数となる。関空では貨物について施設面でも増強を図り、就航便数も中国の航空会社が乗入れるなど大きく伸ばしているところだ。


▽関西空港冬期スケジュールの増便予定
航空会社/方面/週間便数の増加/実施時期
全日空(NH)/上海線/7→14/10月29日から
中国国際航空(CA)/上海・深セン/0→7/10月29日から
中国国際航空(CA)/北京/12→14/10月29日から
中国東方航空(MU)/昆明/0→3/12月12日から
中国東方航空(MU)/青島・北京/3→4/10月29日から
中国東方航空(MU)/上海/19→21/10月29日から
上海航空(FM)/上海/6→10/10月29日から
厦門航空(MF)/杭州/0→2/12月8日から
エバー航空(BR)/台北/9→11/10月29日から
チャイナエアライン(CI)/台北/5→7/10月29日から
カタール航空(QR)/ドーハ/5→6/10月29日から