全国旅行業協会（ANTA）によると、9月10日に全国8都市11会場で開催された国内旅行業務取扱管理者試験の受験者総数は前年度比2.5％減の1万6469人となった。受験申込者数についても2.7％減の1万8369人で減少している。会場別では、仙台、名古屋、岡山、大宰府では増加したものの、その他の会場での申込者数は減少した。なお、受験率は89.7％で、昨年の89.5％から0.2ポイント増。昨年は台風の影響があったものの、今年は気象状況が無く、受験率は上昇したとANTAでは見ている。合格発表は11月1日の予定だ。

　なお、平成18年度旅程管理研修受講申込状況は、全国8会場について国内が284名、一部免除を含む総合が80名となっている。国内旅程管理研修は昨年、10会場で611名、総合は全国6課以上で281名の申込みであったが、今年は大幅に減少している。昨年は旅行業法の改正があったが、これが一段落したこと、また各種の研修機関で実施していることから、減少につながったものと見ている。