アマデウス、ウェブへのリンクで導入可能なオンライン予約GDSを開発

  • 2006年10月20日
 アマデウス・ジャパンは独自開発した航空券、ホテルのオンライン予約ができるGDS機能「トラベル・スコープ」を導入した。これは、航空会社490社、ホテル5万1000軒以上の手配がオンライン、メール予約をはじめ、スケジュール照会、ホテル詳細情報の表示が24時間可能で、旅行会社のウェブサイトにリンクを張ることで使用ができる機能。旅行会社のウェブサイトから消費者がオンライン予約する場合、トラベル・スコープでPNRを作成、予約記録を作成、旅行会社に予約通知メールとキューが届く。同時に、消費者にはメールが届く。この機能の導入条件は、自社のウェブサイトを持ち、かつ、アマデウスを利用している会社。アマデウスは旅行会社に対して、トラベル・スコープの導入により、人件費や設備投資の抑制、オンラインで24時間、365日予約が可能であることから商機会の増大を図る製品というメリットを打ち出す。

 トラベル・スコープは、入力画面や検索結果を日本語で表示。手入力モードも用意し、初心者から熟練者まで、使い勝手に配慮したつくりとした。また、出発地、到着地選択では地図検索モードの設定もできるなど、使い易さを意識。そのほか、顧客ニーズに対応した機能やインターフェイスのカスタマイズが可能だ。取扱運賃の表示は基本的に公示運賃。一律で料金の上乗せができるなど運賃価格のカスタマイズができるほか、空席照会、運賃優先選択などもできる。

 トラベル・スコープは、「航空券」、「ホテル」、「航空券&ホテル」の3つのモジュールに分かれている。導入コストは、1モジュールで初期費用が10万円、年間費用が36万円、2モジュールは初期費用、年間費用がそれぞれ15万円、42万円、3モジュールは20万円、48万円。