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2005年の海外挙式は2.4%増、航空座席減の影響で伸び小さく、今後も市場は拡大

  • 2006年9月7日
 ワタベウエディングはこのほど、2005年の海外挙式動向調査を取りまとめた。これによると、2005年の海外挙式組数は前年比2.4%増の4万4747組となり、伸びは少ないものの、着実な増加につながっていることを示した。国内挙式は71万4261組となり、海外挙式の比率は6.3%となり、昨年の6.1%から上昇した。また、挙式と旅行を組み合わせた婚礼スタイルが急増しており、デスティネーションは国内、海外を問わず、新しい婚礼トレンドとして指示が広まっていると指摘。ただし、旅行を伴う婚礼の需要は高いものの、航空座席の減少などの影響を受け、2005年の伸び率は2.4%増に留まったと分析している。

 また、今後の予測としては、総婚礼組数のトレンドは減少する傾向が中期的に変化はないとしながらも、従来の「地元・多人数・披露宴」から「リゾート・少人数・挙式(セレモニー)」へと婚礼スタイルがシフトしていると指摘。ハワイ、ミクロネシアでのブライダル業者間の競争激化が進み、市場もこの2地域を中心として活発化するものの、挙式地の分散化、国内を巻き込んだ「旅行+挙式」市場は拡大しそう。特に、挙式地の多様化ではニューカレドニアが320組で60%増となったほか、バリ島はテロの影響もあったが24.1%増の2873組。タイ、インドネシア、フィジー、ニューカレドニア、タヒチ、シンガポール、モルディブ、カリブなどの「その他」地域は15.5%増の3975組となった。