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はとバス、05年度の都内観光コース利用者は4.2%増の55万9499人

  • 2006年9月1日
 はとバスの2005年度(2005年7月1日〜2006年6月30日)都内観光コース利用者数は前年比4.2%増の55万9499人となった。この好結果の理由として、5年振りに実施したコースの全面改訂で、利用者の動向に対応できたことを挙げる。また、05年度の前半は「愛・地球博」の人気、年末からの寒波や雪害報道の影響で落ち込んだものの、3月から徐々に回復し、ゴールデンウィーク以降は好調に推移した。
 上位の全コースが皇居前広場や浅草寺と仲見世、東京タワーなどの見学を含む定番コースであった。はとバスでは、昭和30年代ブームがあること、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、小説で映画化した「東京タワー」のヒットによる東京タワーの人気が好調の要因と分析する。また、外国人コースは継続して好調であったが、中でもJTBグループとの共同企画で実施した中国語で案内するコースが好調に推移し、前年比6.0%増の7万2995人となった。
 そのほか、コースの傾向として、昨年に引き続き6時間から8時間の終日型から3時間から5時間の短時間周遊型コースへの需要の移行、テーマ性の高い桜鑑賞、初詣コースなどが好調だという。