ベストブライダル、出店戦略が加速、来春には名古屋にホテル事業再生型初の出店

  • 2006年8月24日
 ベストブライダルは昨年10月の創業10周年を機に、業容の拡大を目指した出店戦略を加速している。まず、今年3月には3つのゲストハウス・タイプの大宮事業所、5月には2つのゲストハウス・タイプの北青山事業所と1つのゲストハウス・タイプの市ヶ谷事業所をオープン。また、今秋には1ゲストハウス・タイプの名古屋丸の内事業所と2ゲストハウス・タイプの心斎橋事業所を開業する予定だ。同社によると既に開業した店舗は共に開設当初から高稼働率を記録しており、早期の投資回収を図ることで成長戦略をより着実にしたい考えだ。

 さらに、来春には、名古屋市に「ブライダルステージ・八事プレミアムホテル&スパ(仮称)」をオープンする予定だ。大都市圏での新規ホテルの開業が相次ぎ、既存ホテルは顧客獲得を目指した新施設の設備投資を迫られる一方、ブライダル市場で成長するゲストハウス・ウェディングでも不動産価格の上昇でコスト増が見込まれている。こうした状況に対して、都市部の積極的な出店戦略を継続することを念頭に、既存ホテルを活用したリノベーション事業に参入することで、初期の投資費用を抑えることを目指す。内外装などの施設作り、運営はベストブライダルのノウハウを注入することで、これまでのホテルウェディングとは異なるアットホームなウェディングを演出する。また、ブライダルを核としたビューティープロデュースとホテル、およびレストラン機能を融合させてお客の申込み時から挙式当日までのトータルウェディングを手掛ける。