ガルーダ、ウェディング目的の旅客1割へ拡大目指す、プロモ継続的に展開

  • 2006年8月22日
 ガルーダ・インドネシア航空(GA)は17日、「バリ島・ウェディングセミナー」を開催、バリウェディングを運行するティルタ・バリ・インターナショナル、ミッシェルリゾートウェディング・バリ、ザ・リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパ、アールイズ・ウェディング、ホワイトドアが最新の情報を提供した。バリ島ウェディング運行会社の主要5社が集まり、セミナー開催されるのは今回が初めてのこと。午前と午後を合わせ旅行会社などから約120名が参加した。

 バリ島でのウェディングについてGA東日本地区営業本部営業部長の石上昇氏は、「ハネムーナーの需要はこれまでも高く、さらに老若男女が楽しめるデスティネーションであり、同行者も多い」こと、および近年オープンが続くウェディング施設、運行会社の充実が進むことから、ウェディングの今後の需要拡大に期待を示す。ただし、ハワイやグアム、サイパン、オーストラリアと比べてバリ島でのウェディングは認知度が低いことから、販売側の認知度を高めたい考え。ウェディングは通常の個人旅行と異なり、セールス次第ではデスティネーションの変更が可能と見ており、今後もセミナーや研修旅行などプロモーションを継続的に展開し認知度向上に努めたいという。石上氏は、「日本人旅客の約10%がウェディング目的で利用されることを目指す」考えを述べ、意欲的に取り組みを続ける方針だ。

 このところのウェディング関連の需要動向は、昨年10月のテロの影響で今年の上期需要は落ち込んだ。ただし、予約状況から、10月頃には顕著に回復へと向う見込みだ。昨年の挙式数は、今回のセミナーに出席した5社(ティルタ・バリ・インターナショナル/500組、ミッシェルリゾートウェディング・バリ/400組、アールイズ・ウェディング/300組、ザ・リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパ+ホワイトドア/700組)の合計で2000組を超え、同行者は5名から12名程度。GA東日本地区営業本部旅客営業部課長代理の児玉優子氏によると、「バリ島ウェディングは、2000年から本格的に展開。当時はエスニック形式がメインで運行会社は1社。現在は運行会社も約10社に増え、商品は20を超える」という。

 バリ島ウェディング施設は、ガラス張りのチャペルをはじめ、西洋式のゴシック様式の教会、ロケーションを活かした挙式、アマン・リゾートの施設にアレンジを加えた挙式、バリの伝統文化を取り入れた挙式などの挙式スタイルの選択が可能であることからウェディングに多様性がある。また、同行者数の多いバリ島のウェディングだが、運行会社などには日本人スタッフ、日本語会話ができるスタッフが多く、ソフトが充実している。

 今年は、ティルタ・バリ・インターナショナルが、オンザビーチチャペル「コ
ンラッド・バリ・リゾート&スパ・インフィニティーチャペル」のオープンを予定しており、7月から10月1日以降の挙式受付けを開始している。また、アールイズ・ウェディングは、オンザビーチチャペル「ザ・ウェスティン・クロスチャペル」をオープンする予定で、10月1日から2007年5月18日以降の挙式の先行受付を開始する。