国際観光振興機構（JNTO）はこのほど、「JNTO日本の国際観光統計（2005年版）」を発行した。これは、2005年の国籍別、目的別の訪日外客数、出国日本人数、世界各国の観光統計などをまとめたもの。2005年版はビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）の活発な展開を受け、「年月別訪日客数」の項目を新設し、VJC重点12市場の個々の月別、年別データを盛り込んだ。これによりページ数は04年版と比べ14ページ増の96ページとなり、ページ数の拡充に伴い料金を3000円から3600円へと変更した。

　「JNTO日本の国際観光統計（2005年版）」の中で出国日本人数に関しては、2000年に次ぐ過去2番目の記録となる1740万人となったこと、訪問国の1位は米国（シェア：22.3％）、2位が中国（19.5％）、3位が韓国（14.0％）、4位が香港（7.0％）、5位がタイ（6.9％）であったことを紹介。また、年齢層別では、04年比で20代の減少、40代以降の増加を挙げた。

　また、訪日外客数は、過去最高の673万人を記録し、月別でも1月を除く全ての月で過去最高となったことをはじめ、訪日客の観光客の割合が上昇していること、北海道への訪日客増加が著しいことなどを説明している。

　入手方法は、国際観光サービスセンターをはじめ、政府刊行物センター、大型書店での購入が可能だ。

▽国際観光サービスセンター
TEL：03-3233-3301