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日本興亜損保、「旅行行程の一部変更」に伴うキャンセル費用も補償へ、海外旅行保険を刷新

  • 2006年7月27日
 日本興亜損害保険は海外旅行傷害保険を全面リニューアルし、9月1日以降に出発する旅行を対象とした海外旅行保険を発売する。この全面刷新は、従来の「出国中止」、「中途帰国」に加え、「旅行行程の一部変更」に伴うキャンセル費用も補償する。これまでは、旅行変更費用担保特約として販売、スマトラ沖大地震などでの旅行のキャンセルに対応していたが、こうしたキャンセル発生の事由について範囲を拡大した。
 拡大した項目は、(1)自宅家財が盗難され、100万円以上の損害を受けた場合、(2)渡航(予定)先に生じた風水災等による日本国政府が渡航情報(危険情報等)を発出した場合、(3)出国前に利用する交通機関の遅延・欠航等による航空機等に搭乗できなかった場合、(4)出国後のケガ・病気により通院した場合。
 具体的には、「自宅に空巣が入り、100万円以上損害を受け、海外旅行に行ける状況でない」、「交通機関の遅れで飛行機に搭乗できず、旅行をあきらめた」などに対応が可能となる。

 また、補償の対象者に被保険者の同行予約者を追加。これにより、一緒に旅行する予定の友人の親類が急逝、友人が旅行に参加できなくなったことにより、被保険者もキャンセルする場合のキャンセル費用が補償される。