旅行業の倒産件数、6月は2件、上半期では前年から1件減、負債総額は増加

  • 2006年7月19日
 東京商工リサーチによると、6月の旅行会社の倒産件数は2件、負債総額は4300万円であった。1月からの累計では倒産件数は23件、負債総額は55億7900万円となった。これは昨年の上半期と比べると倒産件数では1件減、負債総額は27億7300万円の増加となっている。負債額の増加要因は、昨年末にチケット騒動を巻き起こしたトラベル遊の負債額を含んだものとなっている。

 なお、全産業では上半期の負債総額1000万円以上の倒産は、6629件、負債総額は2兆9263億9100万円となり、件数では3.5%増、負債総額では16.1%減となっている。ただし、件数は前年増であるものの、過去10年間で2番目に少ない水準で倒産は沈静化しているようだ。



薄紫:2006年、紅:2005年、薄黄:2004年、水色:2003年