求人情報

アリタリアとグローバル・リファンド、ショッピングをテーマにセミナー開催

  • 2006年7月7日
 アリタリア航空(AZ)とグローバル・リファンド社は5日、東京で「ショッピング・イン・イタリー」セミナーを開催、日本人のイタリアでのショッピングに関する統計などを基にイタリア旅行ポイントであるショッピングの魅力をアピールした。

 現在、AZとグローバル・リファンド社が展開する「フライ&ショップガイド」キャンペーンは、5都市、375店舗でAZの半券と「フライ&ショップガイド」を提示するとディスカウント、または特典が受けられる。期間は今年12月31日までだが、好評であることを受け、来年もキャンペーンを継続することが決定している。来年はガイドブックのページ数とキャンペーン加盟店舗数が増加にあわせ、パンフレットを刷新、キャンペーンの拡充を図る。
 グローバル・リファンド社によると、イタリアにおける日本人の支出額は9.11以降、減少傾向で05年は前年比8%減となったが、キャンペーン参加者のみの支出額は前年比5%増となっており、キャンペーンの好調さが伺えるという。

 アリタリア航空アジア太平洋地区統括副社長のアンドレア・トゥッチ氏は、日本人7万5000人に実施したイタリアのイメージに関するアンケート結果を紹介。イタリアから連想する商品は1位のパスタに続き、2位がブランド品、3位が衣服、4位がデザインとなり、「ツーリズムに関係が深い項目が上位となった」とコメント。また、イタリアへの訪問経験者が訪問歴の無い人よりもイタリアに対して好印象をもっていることから、旅行需要が低いとされる40歳から49歳の層に向けてイタリアへの渡航を勧める事が需要開拓になると語る。

 さらに、セミナーへ出席したイタリア政府観光局局長のエンリコ・マルティーニ氏は、「日本人のイタリアを訪れる目的の第1位が世界遺産などの芸術観光、第2位がグルメ、そして第3位にショッピング」であることから、日本でも有名なイタリアのブランド製品の数々をイタリアの強みとし、「ショッピングがイタリアへの旅行需要を促進するための重要なファクターである」と強調。
 また、日本人旅行者のイタリアでのショッピングの傾向について、毎年開催されるセール期間の人気が高いこと、最近は多種類のブランドが集まるアウトレットの人気が上昇していることを説明。アウトレットはローマ、フィレンツェの近郊、ミラノ/ジェノバ間にある。これらは、日本人に人気のあるデスティネーションからのアクセスが良く、近郊都市からシャトルバスを運行、昼休みや日曜日の営業時間の拡大が進んでおり、日本人旅行者がショッピングを楽しみやすい環境であることを紹介した。