ハンガリー、世界遺産の自然や文化をステージにしたコンサートが開催

  • 2006年6月19日
 ハンガリーではこの夏、世界自然遺産や世界文化遺産を劇場にしたコンサートが開催される。例えば、北ハンガリーにあるヨーロッパ最大の鍾乳洞「アグテレク鍾乳洞」(世界自然遺産)では、フルオーケストラに対応できる広さの洞内を活かし、オペラやクラシックコンサートが開催。自然の造形が優れた音響効果をもたらすという。また、世界文化遺産内にある「フェルトゥー・ラーコシュ石切場」でも、ダンスやオペラを開催。古代ローマ時代から石灰石を切り出された場内は巨大な空間が広がり、音響効果が高いという。各劇場のスケジュールは以下の通り。

▽世界遺産劇場のコンサートスケジュール

「アグテレク鍾乳洞」
 6月24日 オペラ(バルトーク 青髭公の城)
 7月21日 クラシック(シュトラウス)
 7月23日 クラシック
 9月16日 クラシック(リスト ハンガリアン・ラプソディー)
 12月30日 オペレッタ・ガラ

「フェルトゥー・ラーコシュ石切場」
 6月30日、7月1日 オペラ(プッチーニ トスカ)
 7月7日、8日 オペラ(モーツァルト ドンジョバンニ)

 ※このほか、ジャズ・コンサートなどの予定もある