ハワイの無料情報誌「アロハストリート」などを手がけるウインキュービックはこのほど、オンラインコミュニティサイト「アロハパーク」のベータ版を開設した。これは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）というコミュニティ・システムを基に作ったサイト。ウインキュービックによると、ハワイ好きな消費者、ハワイ旅行のテーマに特化したSNSは初めてという。アロハパークは、アロハストリート・ウェブサイトから登録した「アロハストリート倶楽部」メンバーが日記やお気に入りの写真を公開をはじめ、掲載内容に共感したユーザー同士が情報交換できるなど、ハワイ好きな、またはハワイ旅行に興味あるユーザー同士のコミュニケーションを可能とする。

　また、アロハパークは旅行関連企業や団体がマーケティング素材として利用できる機能も備える。例えば、サイトで話題にするキーワード・ランキングをリアルタイムで表示するほか、活発に発言が交わされるコミュニティやトピックのランキングを表示。そのほか、「お気に入り」の各カテゴリーに追加されたショップやレストランなどのランキング表示など、ポテンシャルの高いハワイ好きユーザーの興味や関心を数値に置き換えて分析することが可能だ。将来的にはマーケティング素材として利用できるこのバックエンド機能を活用し、情報を広告主や関連企業、団体に提供する予定だ。なお、今回はベータ版の開設のため、今後ユーザーからのフィードバックを受けシステムを改善、今夏には正式に開設を予定する。

　さらに、ウインキュービックはこのほどYahoo！トラベルが開設したハワイ特集「ハワイの魅力、ハワイへの旅」へ全面的に制作を協力。昨年秋に協力したハワイ特集が好評だったことから、ヤフーの海外旅行特集として初めて年間企画として展開することとなった。ウインキュービックはヤフートラベルのユーザーに情報を訴求することでサイトでの旅行商品購買に繋げることを目的に、運営、制作するアロハストリート、アロハストリート・ドットコムを活かしたユーザーに有益なコンテンツ制作、企画を実施していく予定だ。