ビィー・フリー、旅行商品案内システムのビジネスモデル特許を取得

  • 2006年6月12日
 ビィー・フリーソフトはこのほど、旅行商品案内システム「トラベルヴュー」のビジネスモデル特許を取得した。トラベルヴューはデジタルテレビ放送番組を通じて視聴者が旅行・観光情報の視聴と同時に旅行の検索予約を可能としたもの。ビィー・フリーはデジタル放送が2011年7月から全面的に開始することで一般家庭でのIT基盤となることを予想。デジタル放送は視聴者が希望する番組を指定、ハードディスクに蓄積することが可能なほか、視聴者が自由に番組を編集できるなど、従来の広告ベースのビジネスモデルが成り立ち難くなることが予想される。これを受け、新しい広告手法を導入することで新たなビジネスモデルを構築、視聴者のニーズに合致する商品案内の販売促進が可能なシステムを開発。トラベルヴューをインターネットによる電子商取引を放送事業と連動し、デジタル放送を介した商品の販売を可能とした。

 トラベルヴューはデジタル放送を利用した場合、番組制作会社が番組企画に合致する旅行商品情報の提供を旅行会社や航空会社に求め、旅行会社や航空会社が番組制作会社にデジタルテレビシステム対応の旅行商品コードを提供、番組制作会社が旅行商品コードを番組データに記憶した放送局に番組データを提供。視聴者は番組データとデータ内に組み込まれた旅行商品コードを基に予約実行が可能となり、放送事業者は視聴者IDにより電子取引情報を把握することができ、販売管理が可能となる。

 デジタル放送で旅番組が放映された場合、リモコン操作による番組中のヨーロッパの映像にあわせてヨーロッパ旅行の商品情報を表示し、スポンサーとなる旅行会社や航空会社の予約サービスシステムに接続して視聴者が商品を予約することが可能となる。さらに、蓄積した番組を再生して見る場合、予約システムから商品の予約が可能だ。